『老子』全文 書き下し文と現代語訳(超訳)【第六章】谷神は死せず、これを玄牝という

2024年11月5日車中泊と老子,『老子』全文 書き下し文と現代語訳(超訳)

第六章

※書き下し文、現代語訳は、蜂屋 邦夫先生著『老子』 (岩波文庫)を参考にしました。

書き下し文

谷神こくしん()せず、)れを玄牝(げんぴん)()う。

玄牝(げんぴん)(もん))れを天地(てんち)こん)()う。

綿綿(めんめん)として(そん)するがごと)く、(これ)(もち)いて(きず。

現代語訳(超訳)

谷の神は不死身です。

それを玄妙なるめすといいます。(※谷は低くくぼんで水が流れる場所で、女性器を暗示する)

玄妙なる牝の陰門いんもんを、天地の根源といいます。(※老子では水が下り集まる谷、生命を生み出す女性、新芽や赤ん坊など柔らかいもの、等を尊ぶ)

ずっと続いて存在し続けているようですが、いくら働いても尽き果ててしまうことはありません。(天地の生成作用は限りなく続く)

※次章:『老子』全文 書き下し文と現代語訳(超訳)【第七章】ここを以て聖人は、その身を後にして身は先んじ、その身を外にして身は存す。その私無きを以てにあらずや。

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